新築はカビが生えやすい!?調湿のための24時間全館空調の勧め

今年は本当に暑い夏でしたね。
あまりの暑さに外に幼児を連れて行く勇気が持てず、家に引きこもってばかりいました。
遊びに連れて行っても空調の効いた室内で…常に冷房の下で生活していたら見事に不調になってしまったあのんです。
お盆を過ぎて少し暑さも和らいだかな?と思ったのも束の間台風の影響からなのかまたまた暑さが舞い戻って参りました。
来年以降は一条工務店で建てた新築の中で快適な生活を送れて不調にならないといいなと思っています。

そんな快適生活が待っている新築なのですが、新築は実はカビが生えやすいので気をつけないといけないということみなさんは知っていましたか?

 

新築にカビ!?どうして?新築なのに??

新築、読んで字のごとく新しく建った家のことです。
カビってなんだか古臭いイメージがあって、まさか新築にカビが生えるだなんておかしい!欠陥住宅なんじゃないの?!なんて思ってしまいがちですが、実は新築の方がカビが好む環境が発生してしまう可能性が高いのです。

でも、新築にカビなんてはえてしまったら私は嫌です!なので今回はどうして新築はカビが生えやすいのか?どうしたらカビを生やさないようにできるのか?そんなお話をして行きたいと思います。

木が動く?

一条工務店のお施主さんはInstagramだったりブログであったり、営業さんや監督さんのお話で「建ててから2年くらいは木が動きます。」というお話を一度は耳にしている事かと思います。
初耳だよ!って方は今日このブログで勉強して行ってくださいね♪

それってどういう事なの?と少し疑問に思った方も多いのではないでしょうか。
実は木は切り倒されてからも多少の湿気を吸ったり吐いたりと呼吸をするのですね。
もちろん切られてしまっているので生きている呼吸とは違いますが、木そのものの性質から湿度を取り込んだり吐き出したりします。
そうするとどのようなことが起こるのでしょうか?木が湿気を吸うと膨張し大きくなり木が湿気を吐き出して乾燥すると縮小し小さくなります。
それは目に見えた動きではありませんが家という単位で見ると壁紙の隙間に亀裂が入るなど多少の変化が起こるのです。
だから木が動くという表現で落ち着くまでは2年くらいみてくださいと言われるのですが、この呼吸も緩やかに落ち着いて行き少しずつその環境に木が慣れて行きます。
そうすると段々と動きは少なくなっていきます、その落ち着くまでに必要な年月が一般的に2年ほどかかると言われているのです。

また、木は切り倒される前が一番水分を含みます。
切り倒されて細胞が死ぬと細胞に溜め込んでいた水分を放出し硬くなって行きます。
生木は焚き火に向かないのはこの水分が多いため火がつかないからというのは皆さんもよくご存知だとは思います。
家を建てる際にはこの水分を極力飛ばして木が安定してから使うのですが、木の種類や産地、個体差により十分に乾燥させてから建築に使ったはずでも、乾燥が足りていなかったり、建築途中の雨や湿気を吸ってしまっていたりすることもあります。
これは木が生き物であるがためにどうしても生じる仕方がない問題ではありますが、その湿気を吐き出しきって乾ききるにもやはり2年近くの年月が必要になってきてしまいます。

コンクリートは水で作る!

新築の床下には布基礎であれベタ基礎であれ地盤改良された基礎であれ、どの基礎にも皆一様にコンクリートは使用されています。

そのコンクリートは作るときに砂と砂利とセメントを混ぜ合わせて固めるのですが、その時に大量の水で溶かして反応を起こして固めて行きます。
コンクリートの中の水は3日で約20%、4週間ほどで全体のおおよそ80%は抜けて固まっていくのですが、残りの20%は1年〜2年かけて徐々に湿気として抜けてようやくしっかりと固まりきります。
さてこの残り20%の水ですが、約30坪ほどの住宅の基礎コンクリートで約5tほどになります。
※総二階建の一階床面積15坪で基礎の高さ0.5mとして計算
1t1,000kgですのでお風呂で約21杯分の水です。
※一条工務店i-smart標準のスクエアバスに標準湯量での湯張りとした場合
毎日一定の量で蒸発していくわけではないですが、単純計算で365×2で割って1日に換算すると約7ℓ以上になります。
これが寒い日には少なくなるかもしれませんが、暑い日であればもっと増えると考えてください。
また新築当時の方が2年目に近づく頃よりも蒸散量は多いはずですので、初年度の夏はかなり多くの湿度が基礎内部、床下で発生することになります。
特に高気密高断熱である一条工務店さんの場合床下はスペーサーと言われる基礎と土台の間の通気用の器具しかありませんから、湿気が抜けにくくなってしまいます。
土地の状況で湿気の抜け具合など環境に左右される部分もありますが、コンクリートに水が使用されるのはどこでも当たり前の話ですので新築から2年ほどはどこの家庭でも床下は多湿になって当然なのです。
そもそも床下はもともとが多湿になりやすい場所なのですが、新築当時は更にということになります。

調湿のすすめ

そもそも調湿って何?

湿度が低い時には加湿し高い時には除湿して、湿度を調節しコントロールする事を言います。湿度コントロールとも言います。
加湿は冬場の湿度が低い時期ウィルスの活性を抑えるために行うことが多く、除湿は夏場の湿度が多い時期のカビやダニの発生を抑えるために行います。

最近一条工務店のお家では有名になりつつある24時間全館空調ですが、それの真の目的は調湿である事をみなさんはご存知でしたでしょうか?

24時間全館空調の真の目的は調湿によるカビ予防!

夏は外気温が高くなる為、室内で快適に過ごすためには冷房が不可欠となってきます。
近年では体温を超える猛暑日も珍しくなくなってきていますので、快適さだけではなく命を守るためにも冷房の存在は必要不可欠となりつつあります。

そんな中24時間全館冷房と言われると快適に過ごす為の手段の一つとして間欠運転よりも電気代が安くなるからと言った観点で語られることが多いのですが、そもそも最初に24時間全館空調の存在を広め一条工務店のお施主さんの間にムーブメントを起こした方は、本来の目的は高気密高断熱である一条工務店の家に置いて夏はカビが発生しやすくなるのでそれを予防するための手段としてエアコンを使う除湿で全館空調をするといった方法をブログに書いておられました。
それが色んな一条工務店のブロガーさんの間で話題となり、それぞれのブログでご紹介されていて現在ではみなさんの知るところとなりました。
しかしそうやって浸透していくうちに一台のエアコンで全館冷房だとか24時間冷房というインパクトから本来のカビ予防のための調湿目的が、冷房に対する一般的な認識による差異によって抜け落ちて広まってしまったように思います。

カビは温度20度以上、湿度60%以上の高温多湿を好む

お風呂でカビが生えやすいのは、この条件に当てはまりやすいからなわけですが、一条工務店のような高気密高断熱のお家では夏はこのお風呂場と近い環境になりやすいのです。

そもそもお風呂がなぜ高温多湿になりやすいかというと、多くのお湯を使う場所で湿気が溜まりやすいからというのもありますが、通気性が悪いからというのもあげられます。
通気性が悪いというのは言い換えれば気密性が高いと言うのとほとんど同じです。
つまり一条工務店の家では、湿気の多い夏はお風呂場と近い環境になりやすいということになります。

ですので、エアコンなどで湿度をコントロールして下げてあげてカビが好んで発生しやすい状況を改善する必要があるのですね。

そして湿度をコントロールしようと思うと、室温を下げるための運転方法とは違い空調を基本的には常に稼動状態にする必要があります。

引き渡し後一年目の夏は電気代が気になっても是非24時間全館空調を!

新築して2年くらいは家の中の湿度が高くなりやすい状況の中、夏は外気の湿度がそもそも高くなりやすいですのでカビやダニを予防するためにも是非是非空調による除湿を行なってください。
可能であればさらぽかの採用が一番好ましいのかもしれませんが、さらぽかは採用する際の価格も高く運用するための電気代も高いので冷房や除湿機などで対応したとしても室内の湿度が60%以下に抑えられるのであれば問題はありません。
ですが、冷房の運用費も削減してしまうと夏の気温が高かった日の夜や雨の後は確実に外気の湿度は70%を簡単に超えて来ますから、室内の湿度も高くなりがちです。
カビは一度生えてしまうとなかなか根絶やしにするのが大変で、何度もアルコールで消毒してカビ菌を殺しカビが生えた面を十分に乾燥させといった調子で労力も時間も使います。
ですので、極力カビが繁殖する前に予防してカビを生やさないようにするのが一番の得策と言えるでしょう。

そのためにも24時間全館空調による調湿をお勧めいたします!

新築に限らずカビ予防を意識するなら24時間全館空調はとても有効な除湿効果を見込めますのでお勧めです。